各メーカーが発表している機能やスペック・セキュリティ機能などはメーカーサイトを見ればある程度分かるのですが、実際にどうなのかと不安も多くあると思います。実際に使ってみて思っていたのとは違うなど、導入してから別の機器にしておいた方が良かったなどもあるかもしれません。こちらではメーカーの情報ではなく、第三者機関が行った各UTM製品の評価レポートを紹介いたします。

日経 xTECHの「ネットワーク機器利用実態調査2022」では、UTM製品を導入している企業が使っているUTM製品では、1位がフォーティネット社で45.2%となっています。2位はパロアルトネットワークス社で19.6%、3位がシスコシステムズ社で14.6%です。

日経クロステック UTM/ファイアウオールベンダーの順位

※参照元:日経 xTECHの「ネットワーク機器利用実態調査2022」

FortiGate製品から見た評価

FortiGateは、セキュリティー性能も高い評価を得ています。調査における発見事項が複数のレポートとして公開されていますが、最上位に位置付けられるのが、「セキュリティバリューマップ」(SVM)と呼ばれる要約レポートです。

NSS Labs の製品評価

NSS Labsとは

  • 世界有数のセキュリティ製品テスト機関
  • IT セキュリティを専門としている
  • セキュリティ製品の詳細テストレポート、調査、および分析の各種サービスを提供している
  • テストの方法を一般公開し、ベンダーからのレビューや意見を受け付けている
  • 定期的かつ無料でテストを実施しており、ベンダーから参加費を徴収していない
  • CEO、CIO、CISO、情報セキュリティ専門家が、セキュリティ投資の判断にあたってNSS のレポートを活用している

次いで2位がパロアルトネットワークスで19.6%、3位がシスコシステムズで14.6%でした。

1位フォーティネット(45.2%)
2位パロアルトネットワークス(19.6%)
3位シスコシステムズ(14.6%)

日本では、上記の3社がUTMのシェア率約80%を占めています。国内では特に、フォーティネットのUTMのシェア率が非常に高いことがわかるでしょう。